矯正治療で歯が動く仕組みとは
皆さんこんにちは。
群馬県前橋市のリップル歯科クリニックです。
矯正治療は、お口が健康なら何歳からでも始められます。
その理由は、矯正治療で歯を動かす仕組みが何歳になっても変わらないからです。
今回は、矯正治療で歯を動かす仕組みについてご紹介します。
矯正治療で歯が動く仕組み
矯正治療で歯が動くのは、「歯を支える顎の骨(歯槽骨)が毎日新しい骨に作り替えられていく仕組み」を利用しています。
歯槽骨は、毎日少しずつ古い骨が吸収されてなくなるのと同時に、新しく作られた骨に置き換わっています。
そのため矯正装置を使って歯に力を加えると、力が加わった箇所のまわりの骨は吸収されてなくなり、力が加わらなかった反対側のまわりには新しい骨が作られます。
こうして骨の吸収と作成を繰り返すことで、歯は少しずつ移動していくのです。
矯正治療は何歳でも始められる理由
歯槽骨が毎日新しい歯に置き換わっていく仕組みは、何歳になっても変わりません。
そのため、矯正治療は子どもの頃から大人になっても、始めることが可能です。
実際に、40代以降になってから矯正治療を始められる患者様もいらっしゃいます。
ただし歯周病にかかっている場合は注意が必要です。
歯周病にかかった歯に矯正装置で力を加えると、歯周病の炎症が健康な歯肉まで広がることになります。
また、歯槽骨が減っていると、力を加えても歯槽骨が作られるスピードが追いつきにくくなり歯根がむき出しになる可能性もあります。
つまり若い方でも、歯周病になっている場合は矯正治療が難しくなります。
矯正治療を始めるためには、年齢ではなく、「歯槽骨と歯肉が健康なこと」が重要なのです。
当院でできる大人の矯正治療
当院では院内のセファログラムを使い、外からは見えない顎骨の大きさや歯の角度なども確認して矯正治療ができるかどうか、どのような矯正治療を行うかお伝えいたします。
一般的なワイヤー矯正の他、マウスピース型矯正装置「インビザライン」「クリアコレクト」もお選びいただけます。
また、1本~数本の歯だけ矯正するMTM(部分矯正)も行っています。
また、歯槽骨に埋め込んだネジを支えに歯を動かすアンカースクリューや、歯列を拡大させてスペースを作るエキスパンダーも行っています。
きれいな歯並び・かみ合わせはむし歯や歯周病予防にも効果があり、全身の健康維持のためにもおすすめです。
年齢に関わらず、歯並び・かみ合わせが気になったらいつでもご相談ください。