日本人のお口の中の健康状態は、数十年前と比べて改善していることは確かですが、スウェーデンやアメリカなどの歯科先進国と呼ばれる国々と比較すると歴然たる差があります。
歯科先進国と、経済大国でありながら歯科後進国である日本との差の最も大きなところは、予防歯科に対する意識の違いではないかと思います。
彼らは、虫歯や歯周病にならないために歯科医院を利用していますが、われわれ日本人の大部分は虫歯や歯周病を治療するために歯医者に通います。
虫歯や歯周病をほぼ100%予防できる方法がわかっている現在、患者様ごとに異なる虫歯・歯周病のリスクをよく調べ、お口の中の状態を詳しく説明し、理解していただき、その人その人のリスクにあわせた予防プログラムを行っていただくことが何よりも大切だと考えております。
当院では、この予防をベースとした歯科治療をしっかり行っていきたいと考えております。
生まれ育った前橋の地に、波紋【ripple】が広がっていくように予防歯科が根付き、地域の方のお口の中の健康が生涯守られるようにがんばっていきますので、よろしくお願いいたします。
リップル歯科・矯正歯科クリニック院長:塩澤 彰久